犬舎紹介

オーストラリアンシェパードとの出会い

犬は、どの子も可愛いと思ってしまいますが私が数ある犬の種類の中で1番好きな犬種がオーストラリアンシェパードです。
私は環境が許す限りずっとこの犬種と生活を共にしたいと思っているぐらい魅力あふれる犬です。 

私がオーストラリアンシェパードを初めて知ったのは、まだこの犬種が公認犬種ではなかったころ。
小学生の時でした。
物心ついたときから犬が大好きな私は当時、クリスマスプレゼントにと世界の犬達を集めた分厚い図鑑を買ってもらいました。
5000円くらいの値段の、子供だった私にはちょっと誕生日やクリスマスなど特別なイベントでない限り手が届かなかった犬種図鑑。
300犬種ほど載っていたでしょうか。
 ワクワクしながらページをめくり、それぞれの犬種の歴史や性質を熱心に読んだのを覚えています。
その犬種図鑑に載っていたのが牧場で働いているような作業中の1頭の変わった毛色の犬。
オーストラリアンシェパードでした。

それまでに沢山の犬の写真を見てきましたが、その図鑑で初めてこの犬種の存在を知りました。
そして、なんてかっこいい犬だろうと思い、その一枚の写真に釘付けになりました。
犬種の紹介文を読んで、ますますその犬に興味を持ちました。
でも、当時はアメリカでも非公認の犬種で、子供ながらきっと日本にはいない珍しい犬のようだし本の中でしか会えない犬なんだろうなと思っていましたが、その時からずっとオーストラリアンシェパードは見たことはないけれど憧れの犬になりました。

時が経ち、久し振りに手にした愛犬雑誌にオーストラリアンシェパードの写真を見つけて日本にもこの犬種ががいることを遅ればせながら知りました。  
いてもたってもいられず、手に入る限りの資料や情報を集め、出来る限りの勉強をしてから迎えようと決めました。
1999年に初めてのオーストラリアンシェパードを迎え、そこから私の憧れだったオーストラリアンシェパードとの生活がスタートしました。

さて、憧れと現実はどうだったでしょうか?

頭が良く運動能力も素晴らしい、ちょっととぼけたところもあって、まるで人間のように感じられたり。人の心に寄り添うような素晴らしいパートナーとなってくれます。
そんなオーストラリアンシェパードにすっかり魅せられています。
やはりこの先もずっと一緒にいたい犬種です。


 

ダブルストップケネルの紹介

ホームページ内でも頻繁に出てくる言葉ではありますが「ケネル」「ブリーダー」。

ブリーダーという言葉は、一般的に‘犬を繁殖して販売している人’と知られています。
たくさんの犬を抱えてオリの中に入れっぱなしで産ませては誰かれかまわず販売する ・ 犬種を愛して勉強し、真剣に犬種の向上を考えて未来につなげるために繁殖している。
どちらも束ねて「ブリーダー」と呼ばれます。

新しい家族の一員となり長い時間を一緒に暮らすパートナーとなる子犬。可能な限り、自分がこれから犬を育てる環境とより近い環境で生まれ育った(または自分の理想に近い環境)子犬を迎えることが望ましいように思います。

私のケネルであるDOUBLESTOP KENNNELの紹介をします。

当ケネルは庭付きのどこにでもある一般住宅で、残念ながら周りは山や森と大自然に囲まれているといった感じではありません。

普段はリードをつけて散歩をし、休みの日や時間のある日は近くの運動場でボールやフリスビーで遊んで、近隣にある大きな公園にドライブがてら遊びに行ったりもしています。ドッグランにも遊びに行きますし、人間の夜のウォーキングにもお付き合い。海や山・川、旅行にも連れて行きます。
愛犬たちは車に乗ることも大好きなので、暑すぎず寒すぎずの気温で、長時間人間がいない状態で待たせない状況なら車に乗って人間のお出かけや買い物にもお付き合いさせるのも日常的です。

また、愛犬たちは私たち人間と一緒にルールを守りながら家の中で暮らしています。
そのため、基本は「私たち人間が住んでいる家」なので衛生面や吠え声などのシツケの面では注意を払い(無駄に吠える子たちでもないんですが)犬達も人間もお互いに居心地の良いように暮らしています。
生き物なのでシーズンにより抜け毛はありますが掃除機をかける時間さえ作れば気にはなりません。

それから「ケネル」という言葉を使うと大きな意味にとらえられがちなのですが当ケネルは店舗などはかまえておらず、ケネルオーナーである私も本業は全く犬とは関係ないのでブリーディングも趣味の延長です。ペットショップや訓練所などといった店舗や特別な施設も所有しておりません。
それだけに皆さんの‘愛犬との暮らし’と私たちも同じことを愛犬たちとしているので普段の生活上のアドバイスもしやすいかもしれません。

以上がありのままのDOUBLESTOP KENNELです。
ホームページ内は少々堅苦しい雰囲気もあるかと思いますがケネルオーナーの私はどちらかというと話好きで人好きですのでご安心ください。きっと同じオーストラリアンシェパードを好きな者として、愛犬家として時に親ばかになりながらですがお話できるかと思います。


 

ブリーディング ポリシー

オーストラリアンシェパードを知るきっかけの一つとしてフリスビーやアジリティなどのドッグスポーツ会場での活躍や動画を見て・・という方も多いのではないでしょうか。日本でもたくさんの素晴らしい才能を持ったオーストラリアンシェパードが活躍しています。
迫力ある跳躍力、瞬発力、瞬時の判断力、どれをとっても目をみはるものがあり、「かっこいい!!」という言葉にふさわしい犬達がたくさんいます。オーストラリアンシェパードの多才な能力には感心さえ覚えるほどです。

私は、ケネルの名前であるDOUBLESTOP(2つの才能を同時に発揮するの意)にこめた思いのように「スタンダードとしてのオーストラリアンシェパードの姿」、そして「この犬種としての素晴らしい能力」この2つの才能を合わせ持つオーストラリアンシェパードの作出を目標にしています。

海外のオーストラリアンシェパード達はドッグショーを楽しみ、同時にドッグスポーツを楽しむ子達がとても多いです。実際にドッグスポーツを楽しむためには、より小型、より軽量化といったことが好まれるのかもしれません。
ドッグショー、ドッグスポーツ、どちらかを追及しようと考えるとどちらも両極端な外観になり矛盾も生じがちです。

ただ、どちらにしてもいえることは「健全性の重要さ」なのではないでしょうか。

ドッグスポーツを楽しむ犬種として名前を挙げられることもあるオーストラリアンシェパードですが、それならば尚更に健全性は、とても重要なことと考えております。
走る、跳ぶといった激しい動きを要求されるスポーツにおいて人間に言葉で語り掛けられない犬達は「痛い」「ツライ」という言葉を伝えるまでにとても時間を要します。 
股関節に疾患を持っているのを知らなかった・ 知らずに無理をさせてしまっていた・・・。それでは、あまりにかわいそうです。
もちろんドッグスポーツを始める前提として愛犬の健康状態をチェックしてからというのは前提かとは思いますが、これから10年以上を共に過ごし大切な家族として迎える愛犬なのですから「健康な犬を迎える」というのはとても大事なことに思います。
 
繁殖において、股関節や遺伝性疾患の検査を受けた両親犬でのブリーディング。
もちろん、間に産まれた子犬達が100パーセント保障されると言い切ることはできません。
しかし、なんの検査も受けずに産まれた両親犬でのブリーディングで産まれた子犬達よりも、リスクははるかに軽減されるはずです。

そしてもうひとつの考え、「スタンダードとしてのオーストラリアンシェパードの姿」。

ブリーディングをする上で陥りがちなこととして、自分の犬を思うがあまりに自分のブリーディングに対する考えが「ぶれる」こと。
見失いがちになってしまうこと。
他の意見に聞く耳を持たなくなってしまうこと。

確かに誰しも自分の愛犬は、最高であり、なにものにも代えがたく可愛いいものです。
しかし、「客観的に見る」。 この言葉はブリーディングにおいて、理想のオーストラリアンシェパードを作出するにおいて忘れてはいけないことに思います。
1人のブリーダーとしての力は微力かもしれませんが、常に情報を吸収し、日々勉強し、大好きなオーストラリアンシェパードという犬種の向上を願うことはブリーディングという形で新しい命を世に送り出す立場としても決して怠ってはいけないことのように感じています。

Japan Kennel Club Member
America Kennel Club Member
Australian Shepherd Club of America Member
JKC公認トリマー資格

DOUBLESTOP KENNEL Since 2007~